ソイプロテインは絶対ダメ?女性が過剰摂取するデメリットとは?
ソイプロテインに使われる大豆に含まれる大豆イソフラボンについて考察していきます。
大豆イソフラボンは、大豆、特に大豆胚芽に多く含まれる成分です。
厚生労働省:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A
大豆イソフラボンは、女性ホルモン(エストロゲン)と分子構造が似ていることから、植物性エストロゲンとも呼ばれます。
女性がソイプロテインを飲み過ぎるとダメ?
ソイプロテインに含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た分子構造がある!
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た分子構造なのでエストロゲンと同じような作用をします。
女性ホルモンを正常に出すことにより体調も整うので、女性は特に日頃から食べることをおすすめします。
ソイプロテインを飲むメリット
知っているか?
大豆イソフラボンには脂肪燃焼作用があることを!
イソフラボンには、脂肪細胞を分化させて小さくする働きとともに、脂肪細胞の燃焼を促進する作用が認められています。そのため、体脂肪、とくに内臓脂肪を減らすことが研究で確認されています。
脂肪細胞の分化と燃焼促進作用 | イソフラボン倶楽部
『イソフラボンの脂肪細胞燃焼作用は特に内臓脂肪を減らす』とが研究で確認さている。
となると大豆イソフラボンを摂ることで筋肉の減少は考えにくい。
ダイエット目的ならむしろソイプロテインの方がいい。
筋肉も残しつつ脂肪も落としたい場合は、やはりホエイとソイを混ぜたプロテインを飲むのがおすすめです。
ソイプロテインのアミノ酸スコアの問題はない
ソイプロテインはホエイプロテインよりもアミノ酸スコアが劣ると思われがちですがこれも間違いです。
ソイプロテインも、現在はアミノ酸スコア100を表示している商品もたくさんあります。
消化吸収をよくするための成分も含まれています。
ホエイプロテインを飲むとお腹が痛くなる人はソイプロテインがオススメ
牛乳を飲んでお腹が痛くなったことはありませんか?
これは「乳糖不耐症」といって牛乳の中に含まれる乳糖(ラクトース)をうまく消化吸収できないために腹痛が起きます。
そういえば学校給食で牛乳が出てて、毎日のように私は5限目の授業中にお腹が痛くなってトイレに行ってました。
お昼休みにちゃんとトイレに行っても1時間我慢できないんです。
今考えると乳糖不耐症だったのかなと思います。
今でも牛乳は飲まないし、ホエイが入ったプロテインを飲むとお腹を下してしまいます。
ソイプロテインだと特に問題ないです。
小・中学生の頃にこの「乳糖不耐症」というものを知っていれば牛乳を拒否れたかもしれません・・・
そもそもお腹が弱くて、年に一回は漏らしてたと思います。
ほんとに悲惨でした・・・
ホエイとソイをミックスしたプロテインが発売されており、あまり意識せずに買ってしまい、飲んでみるとすぐにホエイが混ざっていることがわかりました。
やはりちょっと味が苦手・・・
そしてお腹がゴロゴロです・・・
本当にホエイがお腹に合わないんだなぁと思いました。
参考
参考「乳糖不耐症」と「牛乳アレルギー」|一般社団法人長野県医師会公式サイト
ダイエットにはソイプロテインとホエイプロテインを混ぜて飲むのがおすすめ
ソイとホエイのハイブリットでプロテインを飲むのをおすすめです。
両方の成分のメリットが得られます。
ホエイプロテインを飲んでお腹が痛くなる場合やホエイプロテインが苦手な場合は、WPIプロテインを飲んでみましょう。
WPIプロテインはホイプロテインから乳糖が除去されたプロテインなのでお腹が痛くなることがありません。
ホエイプロテインが飲めない私でも飲めるWPIプロテイン。
やっと安いWPIプロテインを見つけました!
個人的に超おすすめなのがWPIホエイプロテインとお好きな味のソイプロテインを半分ずつ混ぜて飲むことです。
ソイとホエイの両方のプロテインが摂れる優れものです!
ホエイの成分で早く体に吸収され、ソイの成分がゆっくり体に取り込まれるハイブリッドなソイプロテインは、タンパク質をより長い時間をかけて体に吸収されます。
好みのソイプロテインと一緒に購入してみましょう。
女性ホルモン的なソイプロテインの働きとメリット
女性がソイプロテインを飲むメリットは、ソイプロテインに含まれる大豆イソフラボンが、女性ホルモンのエストロゲンに似た作用をすることです。
ソイプロテインはホエイプロテインよりも吸収が遅い分、腹持ちがよくダイエット向きです。
また女性ホルモンが整うことにより体調が整いやすくなります。
ソイプロテインからも大豆イソフラボンを摂ることができるので女性には特におすすめです。
体調不良はホルモンバランスの崩れが原因であることが多いので、食事からホルモンバランスを整える工夫をしましょう。
大豆を食べることは厚生労働省でも薦められています。
大豆はタンパク質もちろん、体づくりに重要なカルシウムも含まれるため、積極的に食べたい食品です。
厚生労働省では、成人に対してカルシウムに富む食品の摂取量の増加を目標に掲げ、豆類、牛乳・乳製品、緑黄色野菜に該当する食品の摂取量を増やすように勧めています。
厚生労働省:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A
特に大豆及び大豆由来食品は、良質のたんぱく質源であるだけでなく、カルシウム等にも富む重要な栄養源ですので、食生活の中で他の食品とともにバランスよく食べることをお勧めします。
大豆イソフラボンの過剰摂取による危険性や副作用は?
エストロゲンは、乳がんなど女性ホルモン(エストロゲン)に関する癌発症が懸念されてはいます。
ところが、大豆イソフラボンに関しては、乳がんの発症に対しては非エストロゲン作用を示すとの報告もあり、大豆イソフラボンの過剰接種が直接的な原因だとは考えられていないようです。
参考:厚生労働省「ヒト臨床研究に基づく大豆イソフラボンの一日摂取目安量の上限値の設定」PDF
大豆製品を食べることで、乳がん発生のリスクを下げることも報告されています。
男性にとっては薄毛予防にもつながると言われています。
現代人が過剰摂取といわれるほど大豆を食べているかといえば、そうではないと思います。
イソフラボンの過剰摂取に注意
女性がイソフラボンを摂り過ぎると生理が遅れたりホルモンバランスが崩れる恐れがある点も懸念されています。
「体調が悪いな」と思ったらソイプロテインを飲むのをやめたりホエイプロテインに切り替えるなどしましょう。
大豆製品はもちろん豆乳にもイソフラボンが含まれていますので、バランスを考えて摂るようにしましょう。
イソフラボンの摂取量目安は75g
毎日75mgとは、どれくらい食べればよいの?
イソフラボン含有量・何にどれだけ?|フジッコ
イソフラボンの摂取量目安は75gだそうです。
毎日納豆を食べても、数日に1回サラダ豆や豆腐を食べても、摂り過ぎになる量を食べる方が難しいです。
男女共に、ほぼ気にせず大豆製品を食べても問題ないでしょう。
大豆に含まれる栄養成分
大豆には、主要な成分としてたんぱく質、炭水化物、脂質のほか、ミネラル、ビタミン、カルシウムなどが含まれています。また、微量成分として、サポニン、レシチン、大豆イソフラボンなどが含まれています。
厚生労働省:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A
大豆にはタンパク質のほかに炭水化物(糖質・食物繊維)脂質のほかにミネラルやビタミン、カルシウムが含まれるので、積極的に普段の食事に取り入れたい食品です。
サラダ豆はスーパーやコンビニでも1パック100円程度で購入できます。
プロテインバーを買うならサラダ豆を買った方が栄養バランスは整いますよ。
ソイプロテインでも大豆イソフラボンが摂れる
毎日大豆製品を食べるのが嫌だとか面倒な人も、ソイプロテインなら手軽に大豆イソフラボンを摂ることができます。
ホエイプロテインも併用すれば、動物性プロテインと植物性プロテインが両方摂れるので、筋肉をキープしつつ、腹持ちがいいソイプロテインの役割でダイエットにも利用できます。