ベンチプレスがやりにくい24時間ジムのパワーラックの使い方
24時間ジムでベンチプレスがやりにくい理由
24時間フィットネスジムのパワーラックでベンチプレスをやると「やりにくい」という声が結構あります。
あえてベンチプレスがやりにくいパワーラックでトレーニングする人もいます。
どちらにしても注意点はあるので紹介していきます。
24時間ジムのパワーラックが使いにくい理由
- パワーラックのセーフティバーの高さ調節が日本人体型に合っていない
- シャフトを乗せるラックの爪が深い
海外サイズのパワーラックは大きな体に合わせて高さ調節されており、比較的小柄な日本人にはセーフティーバーの高さが合っていない場合があります。
胸が潰れないように高めにセーフティーバーを設定すると胸に効かないベンチプレスになってしまうし、一段下げると潰れた時に完全に胸に乗っかる位置になる。
この状態で潰れた場合は、左右のどちらかを高く上げて素早く横に逃げる方法でベンチから降りましょう。
首を守ることができれば窒息死する不安はないと思うが、胸に乗っかった場合は胸を怪我する恐れはある。
もしベンチプレスで潰れても必ずお腹の方にバーベルを動かすようにしましょう。
首の方に持っていくと本当に危険です。
私はベンチプレス初心者の頃に、ハーフラックでセーフティーバーが倒れてしまいシャフトが胸に完全にのっかてしまったことがあります。
重量50kgでしたが死ぬかと思いました・・・
事故的なことは今のところそれ一回きりです。
解決策
ネットで検索してみると、ジム側の解決策としては「胸につくベンチプレスよりも安全性を優先」としているようです。
ジム側のご都合というかなんだかモヤっとする解決策です。
ベンチにシートを敷いて高さ調整できるジムもあるらしいけど、ベンチのクッションが柔らか過ぎるとベンチプレスで最大重量が発揮しにくいですよね。
ラックの爪の深さもやりにくさの原因で、ラックアップ時に高く上げる必要があり、これを解決するにはあえてナロー気味にシャフトを持つことです。
腕のリーチが伸びるのでシャフトをしっかり上げて、戻す時もしっかりあげてラックに戻す。
セーフティーバーを高めに設定する場合は、ブリッジが高いフォームでやるのもおすすめですが柔軟性が必要ですね。
ハンマーストレングス製パワーラックに使える『パワーラックスペーサー』というアイテムを使うことで、ラックアップを楽にすることもできます。
いずれにしても危険性はあるので注意してベンチプレストレーニングをやる必要があります。
ベンチプレスがやりやすいパワーラックとは?
- セーフティーバーの高さ調整が細かくできる
- ラックアップしやすいラック設計
まず命を守ってくれるセーフティーバーの高さ調節が細かくできる点です。
私がいつも使っているジムのパワーラックは段階が細かく調整できる上に、セーフティーバーが上下逆でも調節できます。
この設計が結構大きいです。
セーフティーバーを上下逆にして挿せることで、微妙な高さ調節が可能になります。
高すぎず低すぎない微妙な高さ調節が可能になります。
ラックの爪の部分は緩やかな傾斜で先端は丸みを帯びているので、ラックアップ時も戻す時もスムーズです。
ラックの爪の設計が違うだけでベンチプレスのやりやすさは雲泥の差です。
まとめ
ジムに通うのにベンチプレスをやろうと考えている場合、パワーラックやベンチプレス台が自分に合うか確認はしておいた方がいいです。
通いやすい近くのジムがもし使いにくいパワーラックだった場合は、しっかり対策して事故がないようにベンチプレスを楽しみましょう!