体に悪い油ランキング 知らないと最悪!体にいい油はない?
体に悪い油ランキング
体に悪い油としては、揚げ物やフライドポテトなどを作るために使用される油のトランス脂肪酸が挙げられます。
代わりに、健康的な油としては、オリーブ油や菜種油などが挙げられます。
全ての油に言えることですが、体にいいからといって摂りすぎは禁物。
できるだけ摂りたくない油と、適量摂りたい油にわかれます。
体に悪いトランス脂肪酸を含む油
トランス脂肪酸は、脂質の構成成分である脂肪酸の一種です。植物油などからマーガリンやショートニングなどを製造する際や植物油を高温にして脱臭する工程で生じます。また、天然でも、牛などの反すう動物に由来する乳製品や肉に含まれています。
トランス脂肪酸に関するQ&A – 厚生労働省
トランス脂肪酸は、一般的な油や揚げ油を高温で熱処理することで作られます。
この油は、身体にとって悪い成分が多く含まれているため、摂取することはおすすめしません。
トランス脂肪酸は、脂質の代謝を阻害し、血中のコレステロール値を上昇させることがあります。
これにより、動脈が縮小したり動脈硬化などの心血管疾患のリスクが高まることが知られています。
トランス脂肪酸は避けよう。
体に悪い酸化した油
酸化した植物脂は最悪です。
品質が悪い植物油が、使い古されてさらに酸化しているわけです。
料理店の揚げ物の油は数日間使われる場合もあります。
私も飲食店で働いていたことがありますが、揚げ物をするフライヤーの油ってあんまり変えないんですよね。
今考えると恐ろしいです。
体に悪いオメガ6系の油
脂肪酸の種類は5種類あり、先ほど説明した体に悪いトランス脂肪酸ともうひとつ避けておきたい脂肪酸があります。
それがオメガ6です。
5種類の脂肪酸
- 中鎖脂肪酸 体内の炎症を抑え、脂肪を燃焼させるオイル
- オメガ3 病気予防、アンチエイジング、脳の活性化にGOOD◎
- オメガ6 とりすぎると動脈硬化などのリスクが
- オメガ9 アンチエイジング、抗酸化作用、悪玉コレステロールを減らす
- トランス脂肪酸 オイルの中で唯一避けた方がいいオイル
脂肪酸の種類と特徴はざっくりとこんな感じです。
オメガ3とオメガ6はどっちも体によさそうな気もしますが、体にいいのはオメガ3の方です。
オメガ6は大豆油、コーン油、ゴマ油などに含まれているので摂りすぎに注意です。
オメガ6の取りすぎによりデメリットは、動脈硬化のリスクです。
体に悪い飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は、一般に固形で乳製品や肉などの動物性脂肪に多く含まれています
飽和脂肪酸の摂りすぎのリスクは、血液中LDLコレステロールの増加です。
摂りすぎに注意したい油、リノール酸
リノール酸とは植物脂に含まれる飽和脂肪酸で、オメガ6系の脂肪酸です。
リノール酸は体内で合成できないので、食事から摂取する必要があり、必須脂肪酸です。
適量のリノール酸は「コレステロール値やLDLコレステロール値が低下し、心臓病の予防につながる」メリットがあります。
ところがリノール酸にはデメリットもあります。
リノール酸のリスクは免疫細胞の働きの低下です。
アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー性炎症疾患を引き起こします。
摂りたい体にいい油
あらゆる脂が体に悪いわけではなく、人間はあるていど脂質が必要です。
日常の食生活でどのような油を摂ればいいのか紹介します。
オリーブオイル
オリーブオイルにはオレイン酸やリノール酸が含まれています。
悪玉コレステロールを減少させ、動脈硬化や生活習慣病の予防や、便秘の改善にも有効といわれています。
肌や筋肉にも良いビタミンAやビタミンEも豊富です。
アマニ油
亜麻仁油とは、亜麻の種子から抽出される油のことで、必須脂肪酸であるα-リノレン酸やリノール酸を豊富に含みます。 コレステロール値の上昇を抑制したりするだけでなく、動脈硬化の予防や血流の改善、免疫力の向上などにも効果があるとして、近年注目を浴びている成分です。
亜麻仁油(あまにゆ) | 成分情報 – わかさの秘密
アマニ油はコレステロール値の上昇を抑えてくれます。動脈硬化の予防効果や血行の改善も期待できます。
MCTオイル
MCTオイルはココナッツなどから作られる中鎖脂肪酸だけを抽出したオイルです。
私はココナッツオイル100%のものを愛用しています。
バターコーヒーとして飲んだり、コーヒーに入れてMCTオイルコーヒーにしたり。
MCTオイルを野菜や料理などにかけてドレッシング代わりにすることもできます。
味は無味無臭です。
MCTオイルのメリットは、吸収が早くエネルギーとして使われるのも早い点です。
糖質の代わりにエネルギー源となり「ケトン体」を増やします。体の脂肪を分解してエネルギーに変えてくれるので、脂肪燃焼に効果的です。
ただ、摂りすぎると体調不良を起こしたり強烈な下痢になります。
グラスフェッドバター
グラスフェッドバターには、オメガ3脂肪酸が通常のバターの約5倍も含まれています。
必須栄養素である不飽和脂肪酸のリノール酸(n-6系脂肪酸)とリノレン酸(n-3系脂肪酸)の割合が良く、普通のバターよりもバランスよく良質の油を取ることができます。