砂糖は体に悪い?白い砂糖が体に悪い理由を解説
砂糖はからだにいいのか?体に悪いのか?
精製された砂糖は体に必要な栄養はないものの体に悪いものではない。
上白糖などの白砂糖は「漂白されているから体に悪い」なんていうデマがありますが、実際は漂白などされていません。
砂糖の製造方法
砂糖の製造工程を解説する動画があったので内容をまとめます。
- 砂糖の原材料は『サトウキビ』や『てん菜』
- 原材料は国内では沖縄、鹿児島、北海道、海外ではタイやオーストラリアから
- 原料糖は不純物を含んで黒ずんでいるため『洗糖』を行う
- 炭酸飽充(不純物を炭酸カルシウムに付着させる)し濾過する
- ブラウンリカー(液状)となった砂糖をさらにイオン交換樹脂で不純物を除去する
- ファインリカー(液状の砂糖)が出来上がる
- これを精製糖や角砂糖や液糖が作られる
かなり大掛かりな製造工程で砂糖は作られていますね。
砂糖自体が体に悪いわけではないようですね。
砂糖自体は体に必要な栄養はないのに甘みがありカロリーが高いため、砂糖を摂りすぎると太りやすくなります。
糖質を体内で代謝するためにビタミンB群も必要です。
ビタミンB群が不足していると糖分を取ってもうまくエネルギーを作ることができず、脂肪として蓄えられやすくなります。
エネルギーにもならないし体もだるくなるし、デメリットが大きいです。
砂糖と血糖値とインスリン分泌の仕組み
糖分を摂ると血糖値が上がります。
血糖値を下げようとする働きをするのがインスリンです。
インスリンが糖をエネルギーとして使ったり脂肪として蓄えたりする働きをしてくれます。
ところが糖分をたくさん摂ってしまうとインスリンが出過ぎて血糖値が逆に下がってしまい低血糖になります。
体感としては『ダルい』とか『眠気』を感じる人もいるでしょう。
糖分をとりすぎると元気になるどころかだるくなってしまうんですね。
ブドウ糖液糖がたくさん入ったエナジードリンクを飲んだ後にトレーニングをしたら、体がだるくて逆に力が出にくかったのもこれが原因かと思います。
砂糖の適性分量は?
1日の砂糖の摂取目安量は25g。
1日砂糖25gが目安
WHO(世界保健機関)は1日の砂糖摂取量の目安を、1日に摂る総エネルギー量の5%未満に
意外と摂っている砂糖。「見える化」してみよう | せいてつLab
抑えるべきというガイドラインを発表しました(2015年3月)。
500mlのコーラ1本を飲むと1日の砂糖の目安量25gの2倍以上の分量になります。
甘いお菓子やスイーツをよく食べる習慣がある人は、1日の砂糖摂取の目安量はオーバーしている可能性が高いです。
一度、いつも食べている間食の砂糖の量を調べてみてください。
砂糖と糖質の違い
砂糖と炭水化物の糖質では体への吸収の速さが違う。
砂糖は精製されているため非常に甘いし体への吸収も早いです。
それに対して炭水化物に含まれる糖質は、ほんのりとした甘さで体への代謝、吸収がゆっくりです。
砂糖が使われたお菓子類は、強い甘味を感じるため血糖値が上がりやすくインスリンも分泌されやすいです。
低カロリーの甘味料も甘さを感じるためインスリンを分泌してしまい血糖値が下がるという説もあります。
甘味料は太りやすいわけではないけど、低血糖になったりイライラしやすくなるとも言われています。
お菓子的なものを食べるのと、ごはんを食べるのでは、同じカロリーでも体への影響が全然違います。
例えばプロテインバーと鮭おにぎりでは、鮭おにぎりの方がエネルギー源としては断然おすすめです。
やっぱり「砂糖は体に悪い」高須幹弥先生の話が参考になる
- 白い砂糖は体への吸収が早いのでインスリンが分泌されやすい
- 膵臓の機能が低下する
- 血糖値が下がらない状態になる
- 糖尿病、動脈硬化などの病気のリスクが上がる
- 終末糖化産物 AGEs(Advanced Glycation End-products)ができると体は老化する
- 血糖値が下がることによってイライラしたり不安が強くなったり集中力が下がる
- 甘いものの過剰摂取は精神的に不安定になる恐れがある
- 糖を摂るとビタミンB群が必要
- 白砂糖はビタミンB不足になる
- ドーパミンによる甘いものの依存症になっている
私は普段砂糖が多く入ったお菓子とかを食べないようにしているので、たまに甘いものを食べると調子が悪くなるんですね・・・
トップバリュ 70%カカオブラックチョコレート
原材料名:カカオマス(外国製造)、砂糖、ココアバター、ココアパウダー、乳糖、乳化剤(大豆由来)、香料
内容量 | 1枚40g当たり |
カロリー | 229kcal |
たんぱく質 | 3.5g |
脂質 | 16.3g |
炭水化物 | 19.0g(糖質15.0g・食物繊維4.0g) |
食塩相当量 | 0.01g |
チョコレートを1日に一枚食べるのではなく、食後に4分の1ぐらい、1週間で板チョコ一枚ぐらいのペースで食べています。
普通のチョコレートは砂糖と脂の塊のようなものですが、高カカオのチョコレートはカカオがたくさん入っているので普通のチョコよりもポリフェノールが多く入っています。
甘いものを全く摂らないよりも少量食べる方が食後の食欲も落ち着きやすいです。
そのほかはフルーツや和菓子などで甘味をとっています。
和菓子は砂糖が使われていますけど、洋菓子と比較すると低カロリーです。
和菓子を毎日食べるようなこともないです。
砂糖は虫歯の原因になる
砂糖の摂り過ぎは虫歯になるリスクも上がります。
まとめ|砂糖はできるだけ摂らない工夫を
砂糖を摂る必要性はない。
お菓子類ではなく、炭水化物から甘味を摂るのがおすすめです。
砂糖とうまく付き合うのもひとつの方法です。