モンスターエナジーを飲み続けると危険?体に悪い理由とは?
主に元気を出したい時に飲まれているエナジードリンク。
その中でも『モンスターエナジー』は『レッドブル』などと並んで人気があります。
ですが体に悪いとも言われています。
なぜでしょうか?
モンスターエナジーが体に悪い理由

- 砂糖やブドウ糖がたくさん含まれている
- 頻繁に飲み続けるとカフェインの摂りすぎになる
- 添加物スクラロースの危険性がある
エナジードリンクは元気を出したい時に時々飲むのはいいですが、砂糖やブドウ糖がたくさん含まれているので、頻繁に飲むと太りやすくなります。
カフェインを摂りすぎると、興奮や震え、血圧の上昇などが起こる場合があります。
スクラロースもできれば避けたいところです。
(レッドブルにはスクラロースは入っていません)

モンスターエナジーの効果
モンスターエナジーは清涼飲料水なので、明確な効果を記載することができません。
ですが含まれている成分にはこのような効果があるので参考程度にまとめておきます。
カフェイン | カフェインは脳を興奮状態にさせ眠気を予防してくれる。 運動能力を高めてくれる作用もある。 |
ナイアシン | ナイアシン(ビタミンB3)を補うことでセロトニンが生成されやすくなります。 |
ビタミンB群 | 糖質や脂質、タンパク質がエネルギーとして代謝するサポートをします。 |
アルギニン | 血流をよくする、成長ホルモンの分泌を促進、免疫力を高める |
カルニチン | 肪酸を燃焼してエネルギーを作る |
高麗人参エキス | 滋養強壮 |
モンスターエナジーを飲み続けているとカフェイン中毒になる危険性がある
モンスターエナジーを飲み続けているとカフェイン中毒になる危険性がある。
カフェインの摂取目安は、1日あたり400mgまで。
コーヒーやエナジードリンクなどに含まれているカフェイン。
少量のカフェインなら眠気覚ましになったり集中力が高まったりします。
しかし、1日にたくさん、毎日毎日摂り続けていると、震えが出たり、動悸や嘔吐をしてしまう場合があります。
ここまで来るとただ単に体調不良というわけではなくカフェイン中毒と診断されるでしょう。
最悪、死に至るケースもあるのです。
男性の解剖を警察の依頼で担当した福岡大法医学教室の久保真一教授によると、血中濃度が血液1ミリリットル当たり約70マイクログラム以上に達すると死亡例が報告されているが、男性の解剖時の血中濃度は同182マイクログラムだった。
国内初、カフェイン中毒死 エナジードリンク日常的に大量摂取か|産経新聞
モンスターエナジーで中学生が死亡した事件
米国では、2011年にメリーランド州の14歳の少女が、24時間で700ml入りモンスターエナジー2本(カフェイン計480mg)を摂取し死亡。検死によって死因は「カフェインの毒性による不整脈」とされ、訴訟が起こされた。
エナジードリンクを飲む子どもたちに起きている「異変」|Yahoo!ニュース
モンスターエナジーを700ml飲んだあまりかの中学生が死亡した事件があったようです。
700mlを2本、中学生の体格で飲んだらかなり危険ですね。
カフェイン中毒は本当に死に至ることもあるので気をつけないといけません。

モンスターエナジー500mlの原材料やカロリー
モンスターエナジー500mlサイズが発売されました!


モンスターエナジーには100mlあたりの栄養成分表示しか書かれていないので、ぱっとみただけでは実際にどれぐらいの量が入っているか分かりにくいです。
実際には5倍の量が入っているわけですが、わかりやすく5倍の数値をまとめました。
内容量 | 1本500ml当たり |
カロリー | 250kcal |
たんぱく質 | 0g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 65g |
食塩相当量 | 1.0g |
その他 | ビタミンB2 3.5mg、ナイアシン 42.5mg、ビタミンB6 3.0mg、ビタミンB12 5.0〜30.0μg L-アルギニン 625mg 、D-リボース 625mg 、高麗人参 410mg、L-カルニチン 145mg、カフェイン 200mg |
カフェインの量に注目してみましょう。
モンスターエナジー500mlだとカフェインの量は200mgにもなるんですね。
モンスターエナジー500mlを2本、毎日飲むと危険です。

カフェインの量がやばいしカロリーも250kcalある。
私なら一気に飲まずに分けて飲むかなぁ。


モンスターエナジー355mlのカロリーと栄養成分表示


原材料:砂糖類(砂糖、ぶどう糖)、高麗人参根エキス、L-カルニチンL-酒石酸塩、塩化ナトリウム、ガラナ種子エキス、クエン酸、香料、クエン酸Na、甘味料(D-リボース、スクラロース)、L-アルギニン、保存料(安息香酸)、カフェイン、ナイアシン、着色料(アントシアニン)、イノシトール、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB12
内容量 | 1本355ml当たり |
カロリー | 177.5kcal |
たんぱく質 | 0g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 46.2g |
食塩相当量 | 0.71g |
ビタミンB2 2.5mg、ナイアシン 30.2mg、ビタミンB6 2.8mg、ビタミンB12 0.7〜21μg L-アルギニン 443.8mg 、D-リボース 443.8mg 、高麗人参 291.1mg、L-カルニチン 103mg、カフェイン 142mg |
モンスターエナジー335mlなら、1日2本までならカフェイン中毒の心配がないギリギリのラインのようです。
モンスターエナジーウルトラ ゼロシュガー(カロリーゼロ)の原材料やカロリー




内容量 | 1本355ml |
原材料 | 高麗人参根エキス、L-カルニチンL-酒石酸塩、塩化ナトリウム、ガラナ種子エキス、クエン酸、 香料、クエン酸Na、L-アルギニン、保存料(安息香酸)、 甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、カフェイン、ナイアシン、 着色料(アントシアニン)、イノシトール、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB12 |
カロリー | 栄養成分表示100mlあたり0kcal |
たんぱく質 | 0g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 0.7g(糖類0g) |
食塩相当量 | 0.17g |
その他 | ナイアシン 8.5mg、パントテン酸 1.0〜10.0μg、ビタミンB6 0.8mg、ビタミンB12 1.0〜7.0μg L-アルギニン 125mg 、高麗人参 85mg、L-カルニチン 29mg、カフェイン 40mg |
人工的な甘味料が気になる点、カフェインやアルギニンなど期待できる成分は入っていますが、355mlという比較的大容量を飲まなければならず、濃縮されたショートサイズのドリンクと比較するとトータル評価は微妙なところ。
糖類0gなのでカロリーを気にする人にとっては、モンスターエナジー ゼロシュガーを飲むのはありかも。
モンスターエナジーは体に悪い?まとめ
- モンスターエナジーを1本飲むぐらいなら体に悪いということはない
- モンスターエナジーが本当に必要なのか?飲むべきか?よく考えた方がいい
モンスターエナジーは美味しくて元気が出た気にはなりますが、頻繁に飲むかどうかはよく考えたほうがよさそうです。
カフェイン取るならコーヒーがよい気がしますが、炭酸好きならアリかもですね。



