『タンパク質を摂って筋肉をつけたら基礎代謝量が上がって痩せやすい体質になる』って聞いたことありませんか?
実はこれ、半分正解で半分間違いなんですよね。
筋肉がつけば確かに基礎代謝料が上がって体脂肪率も下がります。
でもタンパク質を摂っただけでは筋肉はつかないんですよね。
筋肉を効果的につけるためには、筋トレとタンパク質+酵素+ペプチドが必要です。
それを理解しやすいのが『タンパク質分解酵素の仕組み』です。
タンパク質分解酵素の仕組み
タンパク質の正体は、アミノ酸という分子がたくさん繋がった物質です。
(言葉で説明が難しので動画を参考にしてください)
- タンパク質はアミノ酸がたくさん繋がった物質
- アミノ酸は『炭素・酸素・水素・窒素』から出来ている
- タンパク質を作るアミノ酸は20種類
- 体内で作れない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸(EAA)といい、食事から毎日摂る必要がある
- 必須アミノ酸EAAの覚え方は『風呂場イスひとりじめ』
- タンパク質は消化酵素によってアミノ酸に分解される
- アミノ酸どうしはペプチドで結合する
- 酵素がよく働くようにビタミンB群も必要
EAAの覚え方『風呂場イスひとりじめ』
- フェニルアラニン
- ロイシン
- バリン
- イソロイシン
- スレオニン(トレオニン)
- ヒスチジン
- トリプトファン
- リジン
- メチオニン
特に言葉を覚える必要はないですが、栄養士目指している人がこういう覚え方をしているそうです。
おもしろい!
タンパク質はどうやって体内で使われる?
- ホルモン成分として
- 酵素として
- 筋肉や臓器、髪や爪などのいろんな組織を作る
- タンパク質を糖に変換してエネルギーを作り出す(糖新生)
タンパク質を分解して吸収して新しくタンパク質として使うために、いろんな体の仕組みが働いています。

トレーニーが恐れるのは筋肉が分解される糖新生ですね。
エネルギーが不足したままトレーニングしていると筋肉量が減ります。
トレーニング前に糖質を体に少し入れておくと、糖新生を防ぐことができます。
筋トレしている人は筋トレ前にプロテインを摂ったり、和菓子を食べたりしています。


筋肉が付きにくい原因は?
- トレーニングのやりすぎで筋肉が減っている
- 筋肉を作るのに必要なビタミンやミネラルが不足している
- 糖質制限をやり過ぎている
- そもそものタンパク質量が不足している
筋肉がつきにくい原因は、主にこの4つが考えられます。
筋力トレーニングがオーバーワークになっていたり、有酸素運動をやり過ぎていたりすると筋肉が落ちやすいです。
最近のプロテイン食品は、プロテイン以外にも筋肉合成に必要なものが含まれています。
ですが全てのプロテイン製品がそうであるとは限らないので、プロテイン以外の栄養成分も何が入っているかチェックしましょう。
プロテインならアミノ酸スコア100%のものを必ず選びましょう。


酵素は野菜やナッツ、生物にたくさん含まれていますので、酵素を意識した食事も必要です。
アミノ酸結合に使われるペプチドは大豆製品などに含まれています。
そもそものタンパク質量も必要で、筋肉を維持するのに体重gぐらいのタンパク質量。
筋肉を増やしたければ体重の1.5倍から2倍グラムのタンパク質が必要です。
筋肉を作るのにタンパク質以外に必要な栄養は?
- タンパク質
- 糖質
- 酵素
- ビタミンB群
- ペプチド
筋肉を作るための栄養成分を摂って、効率よく筋肉を育てましょう!

